「BMW純正診断機によるコンピューター診断」カテゴリーアーカイブ

F11 アクティブステアリング故障 中古ALユニットで交換修理

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

気付いたら助手席側からの雨漏れがあり、アクティブステアリングユニットが水没、その結果アクティブステアリング機能が故障。中古のアクティブステアリングコンピューター(ALユニット)で載せ替え修理をしたので、中古ユニットが正常に使えるように現車適合化処理をやってほしい。というBMW F11です。

雨漏りは定番の箇所からでその部分の雨漏れ対応と、適合する壊れていないであろう中古アクティブステアリングユニットへの交換はすでに完了、その他水没したことによる後始末もOK。

という事で、中古ユニットにて交換後の現車適合化処理というご依頼です。

こちらのオーナーさんのように、F10/F11のALユニットやHSRユニットの交換は、ちょっと頑張ればDIYで十分可能です。ご自身で作業してもらうと、交換工賃が浮きますので是非ご自身で交換してくださいね♪ ALユニットは要シート脱着なので、ボチボチの交換工賃になりますよww

なお、今回のブログは“ALユニット”ですが、“HSRユニット”もこちらの作業メニューでの対応となります。

BMW F11 アクティブステアリング故障 中古ALユニットで交換修理

今回の作業コード:ACTIVE/S_MOD+ACTIVE/S_INIT+ERR_CHK

すでに中古のアクティブステアリングユニット(ALユニット)に交換されていますが、まずはコンピューター診断を行って現状確認。


入庫時はこんな感じで、エラー表示。

エアバッグ警告灯は助手席外したままキーONしてしまったとのことですので、ログを消せば消えますね。特に問題なしです。

機材を準備して初診作業であるコンピューター診断からスタートです。


ディフェクトメモリー数133個。
過去最高!?(笑)かなw

バッテリーを外したり、中古ユニットに載せ替えした際に記録された不要なエラーも残っているので一度リセット。

1/10程度とかなり少なくなりましたww

そして、中古のアクティブステアリングユニットをポン付けしているだけなので、“ALコントロールユニット:コーディングエラー”のログがTOPに残っています。

現状確認が終わったところで、サクサクっと車体番号など、BMW社が車両開発に使っている特殊ツールを使って現車に合わせて書き換え。

E系をメインにやってる身からするとF系以降は親切だしと~っても優しいです。色んな意味で。ただ、純正診断機の診断時間がやたらかかるようになったので、オーナーさんを待たせる時間が増えて厄介ですが…。

余談はさておき、現車適合化処理を行った後、再度診断機へバトンタッチ。

コーディングエラーは消えて、普通であればこの後アクティブステアリングのセットアップ作業(作業コード:ACTIVE/S_INIT)のみで作業は終了するのですが…

これはあかん!!天童よしみです!!
出たらあかん厄介なアクティブステアリングのエラーコードが2個も。。。

面倒な追加作業が確定されました…(涙)

ちなみにこのエラーが記録されたまま作業すると…

こうなちゃって、アクティブステアリングのセットアップ作業は正常に完了しません。(できない事はわかっててこの画像を撮るためにわざわざこの作業しましたww)

という事で、今度はこの重大な2個のアクティブステアリングのエラーの対応。。。原因(確率論の話)はほぼわかっているのですが、確認するにもバラしたりする必要がある物理的な対応や、その他時間のかかる作業が必要となりますので、意外と時間かかります。当然当初のオーダー以上の作業ですので、別途追加必要も発生します。。。

やっぱりね。。。(ここで良かったと一安心)という所がNGだったので不具合箇所をお手当してあげて、再度アクティブステアリングのセットアップをしてあげると…


エラーは全て消えて正常にアクティブステアリングが作動。

最後の仕上げでもう一度エラー消去。

残るはAUCセンサーのみ。
これは定番の故障で走行には全く影響ないので、気になる人でなければ特に修理する必要はないかな。。。

オーナーさんもずっとBMWに乗っておられるので、『あ~これね。昔からダメだけど、Fになってもダメだね。困らないしこのまま放置しておきます。』との事で、オーナーさんと一緒に最終確認して作業は終了です。

作業時間の3/4はエンコード後に出た2個のアクティブステアリングのエラーの対応でした…。

ご依頼ありがとうございました。

E系同様に、F系でも何でもかんでも中古が使える。という訳ではありませんのでご注意ください。モノによっては新品交換をご提案させていただきます。新品交換であればわざわざ当店でやらなくてもディーラーでできる作業ですので、ディーラーでの作業を提案させていただきます。

この作業メニューの作業コード・注意事項等はこちらをクリック。
(ご依頼時は必ずこちら↑の注意事項等をお読みください。)

なお、こちらの作業は必ず現車が必要となります。ご来店いただけない場合には施工できません。

※ブログと同じ内容の故障事例でも、作業内容や工数・モデル・オーナー様の子育て状況(愛車のメンテ具合)等の違いにより、必ずしも同じ手法・同じ価格での修理とはなりません。なお、当店の修理方法はかなり特殊な方法を取っている作業がちょくちょくありますので、真似する際はご注意ください。さらに泥沼にはまる可能性があります。

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※同じ型式の車両であっても、前期・後期の違い等によりできない内容のものもありますので、実際に車両にプログラムされているデータを見てからの判断となります。

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E63 PDC異常! 表示→コンピューター診断

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

PDC異常!という警告が出て、PDC画面で障害物までの距離が何も表示されなくなってしまったので、修理はDIYでするのでコンピューター診断して何がエラー出ているのか確認して欲しい。というご依頼です。

BMW E63 PDC異常表示→コンピューター診断


今回の作業コード:ERR_CHK

では早速現状確認から。

確かに車両のイラストは出ていますが、どのセンサーに障害物を近づけても障害物を検出して表示が変わることも警告音が出る事もありません。

今までPDCに慣れていた人だと、このままでは『ピピピという警告音なし+障害物表示ない=車両に当たるような障害物無し』と思ってしまって、障害物に接触しちゃうかもしれませんね。

現状確認できたところでご依頼のコンピューター処理へ。

お話しをお伺いしたところ、フロントは違う作業した際にバンパー外した。とのことでしたし、診断機上でも左リアセンターのセンサー以外は現時点不具合なし(過去の不具合)として表示されていますので、不具合があるPDCセンサーは左リアのセンターセンサーに関連(配線等含む)している事がわかります。

“左リア中央超音波センサー”に“X”が付いています。

という事で、診断機の画面を一緒に見ながらトラブルシュート方法をお伝えしてご依頼の作業は完了です。

センサー交換、もしくは配線チェックだけですのでDIY派のオーナーさんなら簡単ですね。ただバンパーは外さないといけませんが…。

ご依頼ありがとうございました。

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E90 (320i) 純正シートヒーター機能ONコーディング後の不具合修正

こんにちは。

埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

トランクはちゃんと閉まっているのに動き出すと“トランクフードオープン”の表示が出る。という事でDIY好きのある意味リピーターさん(笑)のご来店です。

で、題名で何が原因だったかネタバレなんですが…(笑)

BMW E90 (320i) 純正シートヒーター機能ONコーディング後の不具合修正


今回の作業コード:ERR_CHK+α

事の流れは…
2021年9月にDIYで運転席+助手席をシートヒーター内蔵のパワーシートに交換

アクティブヘッドレスト異常が出るので出ないように修正、合わせて助手席のパワーシート+シートヒーターが動作しないので診てほしい。

という事でご来店。

エアバッグ警告灯の点灯原因のアクティブヘッドレストの方は問題なく解決。

助手席シートの方は色々問診させてもらった結果、“動かなくて当然”な状態でしたので、必要なヒントをトスして終了。(DIYは自分で調べて情報を精査して作業するのも楽しみですからね。楽しみは奪いません♪)

その後、連絡なかったのでうまくいったのかな?って思っていたのですが、年明けて数か月後。

動き出すと毎回『トランクオープン』の警告が出る。この状況について、先ずは、ハード上の問題と想定して、純正トランクロックアクチュエーターを入手し交換をしてみましたが状況は変わりません。また、トランクロックアクチュエーターと接続相手のJBE間のワイヤー断線の有無を確認しましたが、これも問題ありません。これらからは、ハードとしてはトランクを含むドア類の検知を統括しているコンピューター側の不具合とも考えられますが、ドア類の中でも異常動作はトランクだけなので、当方としては、ハードでなくソフト上の問題という気がしています。以上のような状況ですが、一度見ていただけないかと思っております。(オーナーさんのメールのコピペ)

とのことで再度ご来店です。

↑問い合わせ時にオーナーさんからのメールに添付されていた画像を拝借^^


まずはコンピューター診断。


結果、JBEの所にある“ZVモーター”関係が犯人ですね。


この画像でおかしなことに気づいた人はすごいです^^

で、この診断結果を元にオーナーさんに問診開始!!

関係ありそうなところは部品交換、断線していないかも確認済み。とのことですし、この画面で何となく原因はわかったので、“仮説”を崩せるように『いつから出るようになった?』など、ちょっと突っ込んだ話。

他店でシートヒーター機能をONにする作業してもらったそうで、シートヒーターのコーディングをしてもらった後くらいからかな。とのこと。
(最初はアクチュエーターが壊れたり断線したりしたのかな?と思って特に気にしなかったみたいです)

でしょうね・・・。
問診+診断結果を元に建てた仮設と合いますww

という事で、車両のデータを吸い出してチェック。
仮説通りの内容をちゃんとやらかしてくれていて、複数のモジュールがこの車には不適合な内容のデータがコーディングがされていました♪

確認できましたので、原因が確定しました。
簡単に原因究明できて判ってよかったです^^

純正シートヒーター機能ONコーディングをする際にやらかしたところの複数モジュールのデータをこの車に合うように色々修正して再度コーディング。

シートヒーター機能ONの際にある意味やっちゃいけない要らない事しちゃっているので「トランクオープン」の問題以外にも問題がありそちらは元に戻しきれないところもありますが、車体番号を使ってサーバーからダウンロードした情報を元に戻せる限り元に戻します。


〇シートヒーター機能→OK
〇動き出してもトランクオープンの警告は出ない
(ホントにオープンしている時は警告)

シートヒーター機能ONする為のコーディング後に発生していた不具合に関して、完治したことをオーナーさんと一緒に確認して作業完了です。

ご依頼ありがとうございました。

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