「ライトモジュール換装」カテゴリーアーカイブ

E84 FRM3 現物修理(通信不能品)

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

診断機に通したら、いきなり動きがおかしく(片側のヘッドライトONしっぱなしやウィンカー出ない等)なった。という事で、FRM3の現物修理のご依頼です。

BMW E84 FRM3 現物修理(通信不能品)


今回の作業コード:FRM3_REPAIR

基盤がぶっ壊れているのは修理対象外ですが、こちらのような作業でぶっ壊れたFRM3の場合は、かなりの確率(今の所100%)でこちらの作業メニューで復活できます。

では早速。

データはバッチリ復活できました。
あとは復活したデータを書き戻せばOK。

という事で、無事作業完了。
あとは、送られてきた梱包材を再利用して、代金振り込みを確認後に送り返すだけ。

後日…
“問題なく復活しました”との事でしたので、FRM3本体にも車体側にもその他不具合は無かったようですね。良かったです。
たまにあるんですよね…ww
それはまた違うブログで

ご依頼ありがとうございました。

この作業メニューの作業コード・注意事項等はこちらをクリック。
(ご依頼時は必ずこちら↑の注意事項等をお読みください。)

なお、こちらの作業は宅急便での修理対応が可能です。が、車両の状態により再コーディングが必要な場合があるかもしれませんので、できれば現車持ち込みが望ましいです。

※ブログと同じ内容の故障事例でも、作業内容や工数・モデル・オーナー様の子育て状況(愛車のメンテ具合)等の違いにより、必ずしも同じ手法・同じ価格での修理とはなりません。なお、当店の修理方法はかなり特殊な方法を取っている作業がちょくちょくありますので、真似する際はご注意ください。さらに泥沼にはまる可能性があります。

お問い合わせフォーム

携帯/スマホでのお問い合わせのお客様はご注意ください。

※同じ型式の車両であっても、前期・後期の違い等によりできない内容のものもありますので、実際に車両にプログラムされているデータを見てからの判断となります。

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特殊なシステムが必要なコーディングやコンピューター診断/エアバックエラー消去は、販売店様・整備工場様方からのご依頼もお受けします。お気軽にどうぞ。
業者様はこちらをご覧ください。

注意PCからの返信となりますので、携帯メールの方は当店からの返信メールが届かない場合があります。受信メールの設定等ご注意ください。

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通信不能になったFRM3(フットウェルモジュール)の現物修理

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

こちらのブログからの続編です。

↑のブログに記載しているような作業で、ご臨終されたFRM3です。また、このブログの修理内容は全てのFRM3の故障を修理できる訳ではありません。↑のブログにあるような作業で壊れたFRM3のみ対象の修理です。

通信不能になったBMW FRM3(フットウェルモジュール)の現物修理

今回の作業コード:FRM3_REPAIR

この修理に関しては現車不要ですので、ぶっ壊れたFRM3を宅急便で送ってくださっても作業できます。

早速、サクサクっと作業していきます。

データは無事救出できましたので、これを元にゴニョゴニョ作業していきます。

FRM3を正常に書き換えできたので、現車に取り付けて確認。
(現車のデータを元に修正しているので、取付後はコーディング等の作業は基本的には不要です。)

画像取り忘れましたが、正常に動作するようになりました♪

FRM/FRM2の故障は中古or新品で修理。
FRM3の故障は故障状況により現物修理 or 中古 or 新品で修理の3パターンでの修理となると思います。

FRM3の現物修理対象の故障の場合は、車両もしくはFRM3の現物をご予約の上持ち込んでいただければ、最寄りのコーヒーショップでお待ちいただいている間に復旧可能です。

ご依頼ありがとうございました。

あとはこの作業で使うラップトップがいつまで動作するか…><
ですかね(笑)

この作業メニューの作業コード・注意事項等はこちらをクリック。
(ご依頼時は必ずこちら↑の注意事項等をお読みください。)

※ブログと同じ内容の故障事例でも、作業内容や工数・モデル・オーナー様の子育て状況(愛車のメンテ具合)等の違いにより、必ずしも同じ手法・同じ価格での修理とはなりません。なお、当店の修理方法はかなり特殊な方法を取っている作業がちょくちょくありますので、真似する際はご注意ください。さらに泥沼にはまる可能性があります。

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※同じ型式の車両であっても、前期・後期の違い等によりできない内容のものもありますので、実際に車両にプログラムされているデータを見てからの判断となります。

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FRM/FRM2/FRM3 (フットウェルモジュール)の故障について【後編】

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

今回は巷で話題のE9x系・E8x系・E7x系・R56系のFRM(フットウェルモジュール)の故障について。の後編です。

後編は事実と当方の推測が入り混じる為、鵜呑みにせずこの推測が正解に近いのかどうなのか、ご自身の頭でしっかり判断してください。そして、このブログの内容はあくまで事実と起こっている事象から当方が推測した内容で記載していますので、間違っていた場合、間違った情報が広まるのを防ぐためトライバックとか転記とかURLでリンクとかは一切しないでください。

前編からの続きですので、前編を読んでない方は先に前編を読んでください。前編同様にパターン1のFRMのハード的な故障についての話ではないので、その点もご注意ください。

では早速スタート。

FRM故障の発生パターンは大きく3つ

①診断機によるコンピューター診断、及びそれに付随する作業
②プログラミング(コーディング含む)
③FRMのバッテリーラインの遮断(※)
※バッテリー交換・バッテリー上がり・エアバッグや電装系作業時にバッテリーターミナルを外す・FRMの電源ヒューズが抜かれる/切れるなど。

この3つの状態に共通するFRMの動作があります。

それは…

再起動(Reboot)

上記の作業には全て、FRMのリブートが発生します。リブート指令後にFRMが死ぬって。。。

それはつまり・・・
リブート指令が入り、深刻なソフト的な損傷によりリブートできずにFRMがブリック。(イメージ的にWindowsの起動ファイルが壊れてWindowsが起動できない状態)

これでネットによくある通信不能となった死んだFRMの出来上がり。

という流れかと。

ブリック(巷で言うところの文鎮化)すると

フェールセーフの観点から、夜間に壊れても自走でどうにか最寄りのディーラーまで行けるように、ヘッドライトON的なリンプモード(ハード制御)で動作し、“ライト装置異常”の赤い警告がでたりします。その為、ソフトで制御している部分(ウィンドウの開閉・ウィンカー・ハザード等)が動かなくなります。

ネット情報に出てくる電圧変動が原因でなんちゃら、とか、バッテリー交換の際にバックアップ電源を使わなかったから。とかいう理由ではないです。対象車両がバッテリー交換でFRMがブリックしたのであれば、例えば過去に戻ってやり直せたとして、バックアップ電源使ってバッテリー交換(バックアップ電源使っていれば車両的には電源遮断はされないのでリブートしない)してそこは逃れたとしても、交換後の作業であるバッテリー交換情報の登録作業をする際に診断機繋いだらブリックします(笑)

で、予想される原因は…

BMW社が指摘している互換性に問題がある状態の車両をある程度期間使用したことにより、FRMのMCUローカルメモリ領域にあるブートセクタにエラーや損傷の発生を引き起こす。ブートセクタが破損したことにより再起動不能となり、再起動動作が起こるちょっとした作業(↑の代表的な3つ作業)をしただけでMCUが起動できずFRMが通信不能となり壊れる。

というのが推定される原因。

当店では実際の作業でブリックしが事はなく、ネットにある故障事例のみですので原因は推測の域を出ないのですが、過去の事象やリカバリー方法、BMW社から提示されている原因などから推測すると、こんな感じが個人的に一番しっくりきますし、発生した故障の状態、色々な人が○○したら壊れた。という情報や、修理方法などの事象に合致するかな。

そして作業前の状態においては、すでにブートセクタに異常が起こりつつあるのか?それとも、すでに起こっているのか?はわからない。というかなりの爆弾仕様。

早い話、ババ抜きで誰がババを抜くか!!という状態です。
だから、確率どうこうではなく、FRM搭載車は壊れやすい。という事実を元に作業しない。と断っちゃう業者さんも出てきたのでしょうね。ババ引いて壊れたらクレーム言われて保証しろとかごねられるし、数千円の作業して、数万円の修理費。ってバカらしいですからね。それだったら、初めから作業受けません。となるか、免責事項として納得いただいてからの作業となるのが普通ですよね。

じゃあ、どうやってブリックしたFRMを復活させるか・・・。

FRMも早い話、1つの小さなパソコンです。
BIOSが完全にぶっ壊れたパソコンを修理するのと同じように修理してあげればOK。

FRMを車両から取り外し、カバーを開けて基盤に配線繋いでMCUに直接正しいデータを書き込む。幸い、FRM3は親切設計なので、とある領域から壊れていないデータを吸い出して、そのままでは使えないのでゴニョニョして修正してあげて必要な領域に書き戻し。で基本的には復活します。

ツール(違う事に使ってたw)もありますし、やり方は知っていますが、実際にブリックしたFRM3には出くわしたことないので、そのうち誰か実験台になってくださいww

実験台を提供していただき実験できました。
■通信不能となったFRM3の現物修理■

ただし、FRM/FRM2にはFRM3のような親切設計ではないのでFRM3のように自分のデータを吸い出して…という自己復旧はできず、正常に動作する適合するドナーからデータを提供していただく必要があります。頑張ればFRM3のように現物復旧できますが、基本的にはモジュール交換しか手法はないと思ってもらっておいた方が良いです。うちも全てのFRM1/2のドナーファイル(DMP)を持っている訳ではないので…。

じゃあ、なんで通常運行時、例えば一晩おいて朝エンジンかけてもFRM故障が起きないのか。

それは…

おっと、また長くなってしまったので、該当車両をお持ちの方で気になる方はご依頼された作業の際にでも質問してください。

お答えします^^

それ以外では面倒くさいので一切対応しませんので、この件についての問い合わせはしないでください。無視します。

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