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2023年 GW休業のお知らせ

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

今年度は以下の期間をGW休業とさせていただきます。
2023年4月29日(土) ~ 2023年5月8日(月)

休業中にいただいた【お問い合わせ】や【メール】につきましては、5月9日(火)以降に対応させていただきます。

また、4月28日(金)15時以降にいただいた【お問い合わせ・メール】につきましても、5月9日以降に対応させていただく場合がございますのでご了承ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

E9x系などのFRM搭載車の作業について

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

今回のブログは、何かと問題のFRM搭載の車両の作業についてのお知らせです。

E9x系などのFRM搭載車の作業について

以前のブログにも書いていますが、FRMは問題が起こる可能性が高くなってきましたので、今後(2023年3月以降)、FRM搭載の車両には本作業前にFRMをチェックし、通信不能となる故障リスクが高い or 低いかをツールを使い確認後、ご依頼の本作業へ移行とさせていただきます。

=対象作業=
■コンピューター故障診断/CBSリセット/警告灯のリセットなど診断機を使って行う作業
■プログラミング/コーディング
■バッテリー交換
■電源遮断が必要な作業等
※つまり、代表的なこれらの作業はFRM搭載車にとっては危険で、いつ誰がFRM故障というババを引くかというロシアンルーレット作業に当たる。という事です。

=対象車種=
BMW 1 Series (E81, E82, E87, E88)
BMW 3 Series (E90, E91, E92, E93)
BMW X1 (E84)
BMW X5 (E70)
BMW X6 (E71, E72)
BMW Z4 (E89)
Mini Cooper (R55, R56, R57, R59, R60, R61)

チェックの際にFRMが通信不能になり壊れるリスクが高い場合、高確率でご依頼の作業でFRMがダメに可能性があるので、それ以降の作業はお断りさせていただきます。ただし、最終判断はオーナーさんに委ねますので、オーナーさんの判断で施工することも可。また、作業続行可能レベルだとしても絶対に壊れない。という事ではありません。通信不能となって壊れる確率が非常に小さいというだけです。

FRMが通信不能という症状で壊れた場合、FRM3であれば現物修理が可能な場合があるので、修復作業は可能ですし、FRM/FRM2の場合、適合する中古部品を持ち込んでいただければ中古FRMでの復旧作業で復旧させることは可能です。(どちらの作業も有料となります)

なお、ボランティアでやっている訳ではないので、FRMチェックでご依頼の作業内容が継続不可となった場合にのみ、FRMチェック手数料がかかります。

「俺の車のFRMは危機的状態ではないか?!」と気になる方は、FRMに危険なエラーが無いかをチェックだけの作業もお受けすることは可能です。(チェック時点での有無になります)

FRMチェックには必ず現車が必要となりますが、FRMの状態が気になる方は【お問い合わせフォーム】よりお問い合わせください。

FRMが危険な状況である。という事が分かれば、壊れる前に中古のFRMが準備できますからね^^

 

お問い合わせフォーム

携帯/スマホでのお問い合わせのお客様はご注意ください。

※同じ型式の車両であっても、前期・後期の違い等によりできない内容のものもありますので、実際に車両にプログラムされているデータを見てからの判断となります。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

特殊なシステムが必要なコーディングやコンピューター診断/エアバックエラー消去は、販売店様・整備工場様方からのご依頼もお受けします。お気軽にどうぞ。
業者様はこちらをご覧ください。

注意PCからの返信となりますので、携帯メールの方は当店からの返信メールが届かない場合があります。受信メールの設定等ご注意ください。

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FRM/FRM2/FRM3 (フットウェルモジュール)の故障について【後編】

こんにちは。
埼玉県三芳町・所沢・ふじみ野・川越のBMWのE系に力を入れているMercuryです。

今回は巷で話題のE9x系・E8x系・E7x系・R56系のFRM(フットウェルモジュール)の故障について。の後編です。

後編は事実と当方の推測が入り混じる為、鵜呑みにせずこの推測が正解に近いのかどうなのか、ご自身の頭でしっかり判断してください。そして、このブログの内容はあくまで事実と起こっている事象から当方が推測した内容で記載していますので、間違っていた場合、間違った情報が広まるのを防ぐためトライバックとか転記とかURLでリンクとかは一切しないでください。

前編からの続きですので、前編を読んでない方は先に前編を読んでください。前編同様にパターン1のFRMのハード的な故障についての話ではないので、その点もご注意ください。

では早速スタート。

FRM故障の発生パターンは大きく3つ

①診断機によるコンピューター診断、及びそれに付随する作業
②プログラミング(コーディング含む)
③FRMのバッテリーラインの遮断(※)
※バッテリー交換・バッテリー上がり・エアバッグや電装系作業時にバッテリーターミナルを外す・FRMの電源ヒューズが抜かれる/切れるなど。

この3つの状態に共通するFRMの動作があります。

それは…

再起動(Reboot)

上記の作業には全て、FRMのリブートが発生します。リブート指令後にFRMが死ぬって。。。

それはつまり・・・
リブート指令が入り、深刻なソフト的な損傷によりリブートできずにFRMがブリック。(イメージ的にWindowsの起動ファイルが壊れてWindowsが起動できない状態)

これでネットによくある通信不能となった死んだFRMの出来上がり。

という流れかと。

ブリック(巷で言うところの文鎮化)すると

フェールセーフの観点から、夜間に壊れても自走でどうにか最寄りのディーラーまで行けるように、ヘッドライトON的なリンプモード(ハード制御)で動作し、“ライト装置異常”の赤い警告がでたりします。その為、ソフトで制御している部分(ウィンドウの開閉・ウィンカー・ハザード等)が動かなくなります。

ネット情報に出てくる電圧変動が原因でなんちゃら、とか、バッテリー交換の際にバックアップ電源を使わなかったから。とかいう理由ではないです。対象車両がバッテリー交換でFRMがブリックしたのであれば、例えば過去に戻ってやり直せたとして、バックアップ電源使ってバッテリー交換(バックアップ電源使っていれば車両的には電源遮断はされないのでリブートしない)してそこは逃れたとしても、交換後の作業であるバッテリー交換情報の登録作業をする際に診断機繋いだらブリックします(笑)

で、予想される原因は…

BMW社が指摘している互換性に問題がある状態の車両をある程度期間使用したことにより、FRMのMCUローカルメモリ領域にあるブートセクタにエラーや損傷の発生を引き起こす。ブートセクタが破損したことにより再起動不能となり、再起動動作が起こるちょっとした作業(↑の代表的な3つ作業)をしただけでMCUが起動できずFRMが通信不能となり壊れる。

というのが推定される原因。

当店では実際の作業でブリックしが事はなく、ネットにある故障事例のみですので原因は推測の域を出ないのですが、過去の事象やリカバリー方法、BMW社から提示されている原因などから推測すると、こんな感じが個人的に一番しっくりきますし、発生した故障の状態、色々な人が○○したら壊れた。という情報や、修理方法などの事象に合致するかな。

そして作業前の状態においては、すでにブートセクタに異常が起こりつつあるのか?それとも、すでに起こっているのか?はわからない。というかなりの爆弾仕様。

早い話、ババ抜きで誰がババを抜くか!!という状態です。
だから、確率どうこうではなく、FRM搭載車は壊れやすい。という事実を元に作業しない。と断っちゃう業者さんも出てきたのでしょうね。ババ引いて壊れたらクレーム言われて保証しろとかごねられるし、数千円の作業して、数万円の修理費。ってバカらしいですからね。それだったら、初めから作業受けません。となるか、免責事項として納得いただいてからの作業となるのが普通ですよね。

じゃあ、どうやってブリックしたFRMを復活させるか・・・。

FRMも早い話、1つの小さなパソコンです。
BIOSが完全にぶっ壊れたパソコンを修理するのと同じように修理してあげればOK。

FRMを車両から取り外し、カバーを開けて基盤に配線繋いでMCUに直接正しいデータを書き込む。幸い、FRM3は親切設計なので、とある領域から壊れていないデータを吸い出して、そのままでは使えないのでゴニョニョして修正してあげて必要な領域に書き戻し。で基本的には復活します。

ツール(違う事に使ってたw)もありますし、やり方は知っていますが、実際にブリックしたFRM3には出くわしたことないので、そのうち誰か実験台になってくださいww

実験台を提供していただき実験できました。
■通信不能となったFRM3の現物修理■

ただし、FRM/FRM2にはFRM3のような親切設計ではないのでFRM3のように自分のデータを吸い出して…という自己復旧はできず、正常に動作する適合するドナーからデータを提供していただく必要があります。頑張ればFRM3のように現物復旧できますが、基本的にはモジュール交換しか手法はないと思ってもらっておいた方が良いです。うちも全てのFRM1/2のドナーファイル(DMP)を持っている訳ではないので…。

じゃあ、なんで通常運行時、例えば一晩おいて朝エンジンかけてもFRM故障が起きないのか。

それは…

おっと、また長くなってしまったので、該当車両をお持ちの方で気になる方はご依頼された作業の際にでも質問してください。

お答えします^^

それ以外では面倒くさいので一切対応しませんので、この件についての問い合わせはしないでください。無視します。

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